福祉事業所のホームページで「職員の声」を伝える:人柄が見える紹介文の書き方
福祉事業所を探している方やそのご家族は、サービスの内容と同じくらい、「どんな人が支援してくれるのだろう」ということを気にしています。会ったことのない相手に相談するのは、誰にとっても勇気がいるものです。そこで役に立つのが、ホームページの職員紹介のページです。
人柄が伝わると、最初の一歩が軽くなります
資格や経験年数だけが並んだ紹介文は、きちんとしている一方で、少し距離を感じさせてしまうことがあります。見学や相談の前に、顔と人柄が少しでも伝わっていると、はじめて連絡する方の気持ちがぐっと軽くなります。立派な言葉で飾る必要はありません。普段のやさしい雰囲気が伝われば十分です。
書くのが苦手でも、質問に答える形なら続けられます
「自己紹介を書いてください」と言われると、多くの方が手を止めてしまいます。そこでおすすめなのが、いくつかの質問に答える形です。たとえば、次のような質問を用意します。
- この仕事を選んだきっかけは何ですか
- 利用者さんとの関わりで、うれしかったことは何ですか
- 初めて来る方に、ひとこと伝えるとしたら何ですか
- 休みの日の過ごし方を教えてください
答えは短くて構いません。質問に答える形にすると、書き手の負担が減り、読む方にも親しみやすい紹介文になります。職員さんが複数いる場合も、同じ質問にそろえると、読み比べやすくなります。

写真と個人情報には、ていねいな配慮を
顔写真を載せるかどうかは、職員さん本人の気持ちを一番に考えてください。顔が出ない後ろ姿やイラストでも、雰囲気は十分に伝わります。また、住んでいる地域や家族構成など、必要以上に細かい個人情報は書かないようにしましょう。本人がOKと言った内容でも、後から気が変わることがあるため、「いつでも見直せる」と伝えておくと安心です。
更新のときも、忘れずに見直しを
職員さんの入れ替わりがあったときに、紹介ページが古いままになりやすいのが、よくある落とし穴です。年度の変わり目など、見直す時期を決めておくと、うっかり残してしまうことを防げます。
紹介ページは、地域とのつながりにも役立ちます
職員紹介は、利用を考える方だけでなく、地域の相談員さんや、連携する機関の方も見ています。「この事業所には、こんな想いを持つ職員さんがいるのだな」と分かると、ご紹介もしやすくなります。たとえば、どんな研修に参加しているか、地域のどんな活動に関わっているかを、ひとこと添えておくのも良い方法です。専門性を誇るというより、日ごろの姿勢が伝わるように書くと、やさしい印象になります。
紹介文を載せる前には、本人に必ず読み返してもらい、直したい部分がないかを確認してください。自分の言葉で書かれた紹介は、読む方にも不思議と伝わります。
紹介ページは、書いてもらう職員さんの負担にならないよう、時間を決めて少しずつ集めていくのがコツです。完成を急がず、できた人から順に載せていく進め方でも、十分に温かさは伝わります。
人柄が見えるページは、ホームページ全体の印象を、あたたかくしてくれます。まずは1人分からでも、始めてみてください。