PHPのバージョンを確認する方法|WordPress・レンタルサーバー別に解説
PHPのバージョンは、「8.3.30」のように3つの数字で表されます。この記事では、その番号をどこで確認できるか、そして表示された番号が2026年10月に公開された修正版かどうかを、どう見分けるかを説明します。
ニュースの全体像は【2026年10月】PHPの重大な脆弱性とは?をご覧ください。そもそもPHPを使っているかどうかが分からない場合は、先に自分のホームページはPHPを使っている?で確かめておくと、スムーズです。
PHPのバージョンの数字の見方
「8.3.30」のような番号は、次のように読みます。
- 先頭の2つの数字(8.3):PHPの「系列」です。系列ごとに、サポートされる期間が決まっています。
- 最後の数字(30):その系列の中で、細かい修正を重ねた回数です。
今回のように脆弱性が見つかると、系列ごとに修正版が出ます。見る場所は、系列と、最後の数字が修正版以上かどうかです。
| 系列 | 今回の修正版 |
|---|---|
| 8.5系 | 8.5.12 |
| 8.4系 | 8.4.27 |
| 8.3系 | 8.3.36 |
| 8.2系 | 8.2.35 |
たとえば「8.3.30」は、8.3系の修正版(8.3.36)より小さい番号なので、更新が必要です。「8.4.27」や「8.4.28」なら、修正済みです。
方法1:WordPressの管理画面で確認する
WordPressをお使いの場合は、WordPressの管理画面からなら、数分で確認できます。
- WordPressの管理画面にログインします。
- 左側のメニューから「ツール」を選び、「サイトヘルス」を開きます。
- 画面の上のほうにある「情報」のタブを開きます。
- 「サーバー」の項目を開くと、「PHP バージョン」が表示されます。
また、「サイトヘルス」の画面の「ステータス」には、PHPのバージョンが古いときに、更新をすすめる表示が出ることがあります。ただし、今回の修正版かどうかまでは判断してくれないため、表示された番号を、上の表と見比べてください。
WordPressの管理画面にログインできない場合は、次の方法2か方法3をお試しください。
方法2:レンタルサーバーの管理画面で確認する
レンタルサーバーを使っている場合は、サーバー会社の管理画面(コントロールパネルなど)で、PHPのバージョンが確認できることが多いです。
- 管理画面の中から、「PHP」「PHPバージョン」「PHP設定」といった項目を探します。
- 項目名や場所は、サーバー会社ごとに違います。見つからないときは、契約先のマニュアルで「PHP バージョン 確認」と検索してみてください。
- 同じ画面で、PHPのバージョンを切り替えられることもあります。切り替える前には、必ずバックアップを取り、切り替えたあとにホームページが正しく表示されるか確認してください。
契約しているドメインが複数ある場合は、ドメインごと・フォルダごとにPHPのバージョンを選べるサーバーもあります。ホームページが置かれているドメインの設定を確認しましょう。
方法3:制作会社・保守会社・サーバー会社に聞く
管理画面が分からないときや、ログインできないときは、聞いてしまうのが早いです。
ホームページ(アドレス)で使われているPHPのバージョンを教えてください。2026年10月21日の修正版(8.2.35、8.3.36、8.4.27、8.5.12のいずれか以上)になっていますか。
表示された番号が「安全」かどうかの判定表
確認した番号を、次の表に当てはめてください。
| 表示された番号 | 判定 | 次にやること |
|---|---|---|
| 8.5.12以上、8.4.27以上、8.3.36以上、8.2.35以上 | 今回の脆弱性は修正済み | 8.2系の場合は、2026年12月31日でサポートが終わるため、8.3以上への移行を計画します |
| 8.5.11以下、8.4.26以下、8.3.35以下、8.2.34以下 | 更新が必要 | 修正版へ更新します。更新できないときはPHPを更新できないときの対処方法へ |
| 8.1、8.0、7.4、7.x、5.x | 修正版が出ない | サポート中の版への移行が必要です。古いPHPを使い続けるリスクをご覧ください |
ひとつ注意があります。サーバー会社やOS(Linuxなど)の提供するPHPは、画面に表示される番号が変わらないまま、修正が入っている場合があります。番号が修正版より小さくても、すぐに「未対応」とは断定できません。番号が小さいのに判断がつかないときは、サーバー会社に「今回の脆弱性の修正は入っていますか」と確認してください。
技術に詳しい方へ:やらないほうがよい確認方法
インターネット上には、「phpinfo」というファイルをサーバーに置いて、ブラウザで開く方法も紹介されています。ただし、このファイルには、サーバーの詳しい設定が表示されます。置いたまま忘れると、外部の人にもその情報が見えてしまうおそれがあります。
上の方法1から方法3で確認できる場合は、この方法は使わないでください。技術担当の方がどうしても使う場合は、確認したらすぐに削除してください。
番号が分かったあとは
- 修正済みだった:今のままで大丈夫です。引き続き、サーバー会社や制作会社からのお知らせは確認しておきましょう。
- 更新が必要だった:更新の方法と費用は、PHPのアップデート費用はいくら?で説明しています。
- 更新できない・古すぎる:PHPを更新できないときの対処方法と、PHPホームページの更新・乗り換え方法の比較をご覧ください。
番号を見ても判断に迷うときは
PHPのバージョンや契約内容を、ご一緒に確認する「HP維持費削減診断」は0円です。診断の結果、今のままの方がよい場合は、そのままをおすすめします。